ばす 


遠い遠い 君の背中に手を伸ばす


振り返り気づいた君は
ふわりと笑って、手を取って

小さくキスをくれて
小さく抱き締めてくれて


だけど君の心は、僕にはない

僕のモノにはならない


わかっているのに

痛いくらい思い知るのに


どうして僕はまだ、手を伸ばしてしまうのだろう




優しい優しい君の手を、振り解けない僕は


また君に、甘えてしまうのかな



一度甘えてしまうと、なかなかその手を離せなかったりもする。 

(2009/4/30)