へ 

 

青い青い空が、広がっていた。

草むらに寝転がったまま、右手を空に伸ばしてみた。
眩しい太陽を遮って、手のひらが薄く透ける。


喧騒の中、さわさわと風に揺れる草の音が耳元に届く。

乾いた土と草の匂い。

どうしてかな。ひどく、落ち着くんだ。


世界で確かに存在していて。
だけど、世界と少しだけ隔絶されていて。



そっと、目を閉じてみる。

生きているのか死んでいるのかが、よくわからなくなる。

世界と自分の境界が、曖昧になる。

もしかしたら自分は、こ の草や土と一緒に溶けてしまっているのかもしれない。


僕はきっと、それを望んでいるのかもしれない。


けれど背中には確かに、固い土の感触やくすぐったいような草の感覚があって。
それらにとって僕は、どうしようもないくらい異質の存在でしかない。


僕以外のスベテが、僕が生きているというコトを確かに告げていた。

自分以外の何かを感じられるコト。
それは、紛れもなく僕が生きているという事実だ。


嬉しいような虚しいような、よくわからない感情に飲み込まれそうになって。
なぜか僕の目から、涙が零れた。


不意に降り始めた雨が、僕の涙を隠すように頬を流れる。

見上げた空には太陽が見当たらなくて。
灰色の雲が、青い空を隠していた。



そのとき、わかったんだ。

僕は生きている。
僕以外のスベテのモノによって、生かされている。


こんなにも、青い青い空を望んでいるんだ。


溢れた涙が、雨と混ざって頬を滑り落ちる。



あぁ、僕は此処で生きている。

生きているんだ。


なぜかわからないけれど、涙はとめどなく溢れて。
涙を拭う手の隙間から、青空を探した。

僕を生かしている、青い空を。




2010/6/12
 
小説って、何ですか?(ハイハイ
書きかけが出てきたのでとりあえず仕上げてみたとゆう話。
当時に何を考えていたのかはすでにわからないので、もはや何が言いたいのかよくわからなくなった(オイ

最近自分のボキャブラリーの無さにため息が出ます(´Д`)