ちいさな ねがい




「―死んでみたい」



あぁ、またいつもの口癖が始まった。

いつもと同じ。


そして僕も、同じ言葉を吐く。

いつだって、同じ。





「―どうして?」


「どうしてかしらね。そうね、息が詰まるの。」



スベテがイヤになるの

この日常も、
世界も、
自分も、

全部

 

いつもと同じセリフを、彼女は繰り返す。


僕は黙ったまま、ソレに耳を傾ける。

いつもと、同じ。
 




「―あぁ、死んでみたいわ。」



呟いて、彼女は静かに目を閉じた。

僕は、その唇に軽くキスを落とす。


いつも、この繰り返し。

いつだって、同じ。



一体いつまで、僕らは同じコトを繰り返して生きていくのだろう。


きっとそう、死ぬまできっと。





◇あとがき◇
 
何コレ、何コイツら(ぇ
(2007/1/16)