冬のひまわり
目の前に広がるのは、太陽の色をした花びら。
みずみずしい色をした、葉っぱ。
その中に埋もれる、鮮やかな色。
キレイなキレイな、赤い色。
赤いドレスを纏って眠る彼女。
その周りを彩る、黄色い大きな花。
彼女が好きだと言ったから。
だから、埋もれさせてあげようと、思った。
一歩踏み出して、花に行く手を阻まれる。
思わず息を漏らすと、白くなって視界に現れる。
寒い、とぼんやり思った。
視界の隅で、彼女の服がじわじわと赤く染め上げられていくのが見えた。
近づくことすらわずらわしく思えて、その場でまっすぐ彼女を見る。
真っ白な肌で、ただ眠っている。
それに小さく微笑みかけて、僕はそのまま部屋を出た。
花を踏んだような気がしたけれど、気にも止めなかった。
冬のひまわりは、すぐに枯れてしまう。
別に、それで構わない。
僕は、ひまわりなんて嫌いだから。
だけど彼女は好きだったから。
あの花を買ったのは、それだけの理由。
あの花と共に、彼女は枯れていく。
そんなこと、もうどうだってよかった。
2004/12/10
え、よくわからないって?(笑)
えと、付き合ってた彼女を殺して、彼女が好きだったひまわりに埋もれさせてあげたわけよ。
季節は冬なのよ(ほぼムリヤリ)
冬にどこでひまわりを買ってきたかはつっこんじゃダメさ(笑) |