満月
見上げたその先に 霞む月
ぼんやりとぼやけて、その形を曖昧にする
紅い涙を 照らす光
はっきりと、僕に届く
どうして泣いているのか
涙の理由もわからずに
僕はただ
明るい明るい満月を、見上げていた
紅い世界にうずくまりながら ただ見上げていた
大きくて丸い紅い月を