闇
どこまでも続く
深い深い 闇
決して
それに飲み込まれてはいけない
「―――どんな気分?」 血だらけの手を見下ろす俺に、紋が静かに問う。 「…あんまりいい気分じゃねーな。」 言いながら手をぎゅっと握ると、紋がそりゃあね、と言って薄く笑う。 「…友達なんか、殺したくないよね。」 ふっ、と笑いを零して、紋が呟く。 「―――紋、おまえはあんの?」 聞いてから、心の中で愚問だなと自嘲する。 「―――あるよ。」 笑って、紋が答える。 優しくて、冷たい笑顔。 「…ねぇ、黄。この仕事、やめたい?」 「…別に。」 「そっか。1人でも2人でも一緒、か。」 笑いながら言う紋を見る。 どこまで知っていて、こう言うのだろう。 「―さて、帰ろうか。」 「…そうだな。」 呟くように答えて、闇の中へと歩き出した。 どこまでも続く真っ暗闇
それに 飲み込まれてはいけない
いつでも 自分を保てるように
そうしないと
いつか簡単に この闇に捕らわれてしまうから いつか簡単に ここから 逃げ出してしまいたくなるから すごーく短いけど、なんとなく気に入ってるので。
黄の仕事中に、紋がたまたま通りかかった的な設定でお願いします(笑)
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