その先にあるモノ
特別でも、何でもない 出会い
いつもと変わらない日常が
ほんの少しだけ変わり始めた時
「−…何、やってんの?」
唐突な声にビックリしたのか、男が急いで振り返る。 明るい茶髪と同じ色をした瞳が、キレイだと思った。 「…えっ、と…外、見てた…。」 「…なんだ、そんだけか。」 「え、うん。なんで?」 俺の言葉に、男が不思議そうに聞き返してくる。 その男は、よく見る顔だった。 屋上に来ると、けっこういつも居て。 それで、まっすぐにフェンスの向こう側を見ている。 広がっている景色なんて、空と街だけなのに。
いつもいつも、飽きもせずに眺めている。
特にそれを気にしたことはなくて。 今日はただ、なんとなく。 あまりにも真っ直ぐに、見ていたから。 飛んで行ってしまいそうだと、馬鹿なことを思っただけ。 「−ねぇ、聞いてる?」 「あー…、別に。たいした意味はねぇよ。」 「そ?変なの。」 言って、男がクスクスと笑う。 「−ね、君さ、隣のクラスの速水くん、でしょ?」 「…そうだけど。なんで知ってんだ?」 「え、何度か見かけてるし。それに速水くんけっこう有名だしね。」 微笑む男に、ふぅん、と返す。 「近寄りがたいって?」 「あ、なんだ。知ってるんだ。」 言って、男が楽しそうにクスクスと笑う。 「−おまえ、面白いな。」 言って、ふっ、と笑う。 「誉め言葉として受け取っておく。」 笑いながら言われた言葉に、笑って返す。 「−速水くんさぁ、なんでいつもつまらなそうなの?」
「…つまらなそうじゃなくて、つまらないんだよ。」
「あぁ、なるほどー。」
言って、男が楽しそうに笑う。
「…なんでおまえはそんな楽しそうなわけ?」
呟かれた言葉に、男がふ、と笑う。
「−楽しそうにしてなきゃ、つまんないでしょ。」
笑いながら吐かれた言葉に、思わず笑みを漏らす。
本当に、面白いヤツだと思った。
「−ね、友達になろうよ。僕、篠宮 蓮。蓮とか篠宮とか、まぁ好きに呼んでよ。」 「あぁ…俺、玄でいいわ。」 言って、優しい笑顔に小さく笑った。 特別でも何でもない、何気ない出会い
いつもと変わらない日常の中の
小さな小さな変化
変わっていったその先に
何があるのかなんて、知らないけれど
行き当たりばったり(?)で打ってしまったモノ。
書いて考えてないので、書き直す可能性大!です(笑)
篠と玄の出会い編〜。実は同じ高校だったのですよ、この2人。
んでも卒業してからは会ってなくて。Crimsonで再会した感じ。
初公開、玄の本名は「速水 玄」です。
ずーっと前から出す計画はあったのに打ってなくって。突発的にここで登場(笑)
気に入らなくて気に入らなくて手直ししてるのですが…まぁそのうちくるかもです(アイマイ)
ちなみにこの時16歳です。
…かわいげのない16歳たちだねぇΣ(爆) (2004/11/22) |