[PR] この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。

 
 
 
 
赤い記憶
 
 
 
夏は嫌い
暑くて、怠い

夏は嫌い
頭から、消えない
 
 
 

「-…篠ー、大丈夫かー?」

小さく聞こえた声に、目を開ける。
 


「-大丈夫だよ、尚。」

寝転んでいた身体を起こして、笑ってそれに答える。


「…なら、いーんだけどさ。」
「アリガトね、心配してくれて。」
「篠いねーとつまんねーんだよなー。オモチャ完成しねーじゃん。」
「あれ、そっち?」
言って、クスクスと笑う。


「-…じゃあ、俺行くわ。」
「うん、みんなによろしく言っといて。僕まだちょっと寝てるね。」
返事を一つして、尚が出て行く。

僕はボーっとしながら天井を見つめた。
 

 

「-…暑いなぁー…。」

まっすぐに片手を伸ばして、呟く。
 

 

「-…気持ち悪…。」

伸ばした手を、閉じた目の上に置いて小さく呟いた。
 

 
 

夏は嫌い
暑くて、怠い

夏は嫌い
赤い赤い記憶が

頭から、消えない
 
 
 

   
とても短く(笑)
妹さんが亡くなったのは夏らしい(他人事)
夏は暑くて、精神的にも参るかと思われ。
っていうか、あたしが夏嫌いなだけともいう(おい
 
「オモチャ」って銃とかナイフとかのコト(笑)

 
(2004/8/5)